Running night 00M 10S

schwerkraft2008-12-14

月の巡ってこない夜もある。
僕は百戦錬磨、何時、何処で、誰と、呑んでも絶対にお得をしている人。
田舎を出る前に、それだけのスキルは身につけてきた。
だったのに、先日行った飲み会で久々に、、、3000円ビール2杯おしぼり付き。
所用で遅れて登場した飲み会、某キューレターさんがやってきていて楽しい話が展開されているらしい。
空腹を抱えながらビールを一杯注文、場の空気をリサーチ、食べ散らかされたテーブルのインスタレーション
徴収がやって来る2000円テーブルインスタレーションを横目に若干の不安がよぎる、しかし。
支払いを済ませ、こころおきなく「ビール下さいー」「本日のお支払いの限度額に達しましたので別料金になりますが」
なんでやねん、西の血が騒ぐが、後の祭り、粋良いよく呑んだ最初の一杯が悔やまれる、しかし胃が痛い空腹か?
とりあえず自腹でone beer、お通しも、箸も、おしぼりも、もらえない胃の痛みは増すばかり。
話にも集中出来ない。「胃が痛い」1500円のおしぼり(無料です)を注文、冷や汗をぬぐう丹念に。
場の話はまだまだ盛り上がっているようだが、、、「帰宅しよう」引き止められながら自腹ビールのお金を払うが1000札しかない、おつり、胃が痛い、おつり、胃が痛い、もー帰る。

帰宅後、ひたすら料理、パスタリングネをゆで上げ、先日冷凍のドライカレーを解凍、鹿の肉ブロックも半解凍し薄くスライス(厚さ5mm)塩こしょうを軽く、あいだにわさびを塗りつつ4〜5枚程度を丁寧に重ねる、熱したフライパンにオリーブオイルとバター少量ニンニクと唐辛子、ミディアムに焼き上げ、鹿肉のミルフィーユの完成、残った肉汁と油の中にリングネを投入ゆで汁を少し入れるのがポイント、酢橘のドレシングでサラダもどうぞ。
いーたぁーだきます。食いまくり何とか胃の痛みが収まる。
しかし、翌朝また痛い、食べる、昼前また痛い、食べる、夕方また痛い食べる、翌朝また痛い食べる、昼また痛い食べる、なんでやねん、おかしいやろー。パートのおばちゃん(僕の母親と同い年)に相談。不穏な病名が浮かび上がる「jyuunisityoukaiou」ビャビャーン
近所の内科に直行ほぼ確定、薬を頂き、土曜日胃カメラ決定。土曜日胃カメラ病名確定「胃潰瘍」。
初体験の胃カメラが僕だけでなく看護婦さんも初めてのダブルバージンであった事も書き添えておこう。

月の巡らぬ夜もある、結局、某キュウレターさんとは話どころか目も合わせてない、美術、芸術、現代そんな話は巡ってこなかった。
グーテ ナハト