Running night 00M 14S

もう少し、今年について。
今年も色々ありました。
楽しい出会いの数々、旧友からの嬉しい報告。
また、それと同じ数くらいの悲しい別れ、変わらない現実。
来年に向けて、未来に顔を向けるために、あえて悲しい別れの話。
ピーター・セラーズ1号」の話。
僕のここ数年来の愛車「ピーター・セラーズ1号」は、アメリカからの刺客、ピーターのものでした。
彼は長い日本滞在を終え、日本を後に、故郷への旅に出る直前、僕の手編みマフラーに目を付けました。
交渉を繰り返し、彼のサンプラービーチクルーザーを、僕のマフラーと友情に交換する事を決めたのです。
条件は、アメリカでマフラーを付けて歩く事、そして別れのせまる彼を惜しみビーチクルーザーを「ピーター1号」と名付ける事。
しかし、ながら「ピーター1号」は中々ボロボロでピーターさえも前オーナーから譲り受ける際、相当手を入れたそうで。
僕のものになった時もチェーン切れるなどえらい状況で、チェーンを変え、タイヤを変え、シートを変え、、、、、中高級自転車一台分くらいの修理を重ね、ついにはビーチの心臓部コースターブレーキまでも完全交換にいったりました。
このとき自転車の色風貌から僕の大好きな映画「ピンクパンサー」の終演コメディアン ピーター・セラーズより、名前を頂き「ピーター・セラーズ1号」と名付けたのです。
問題が起こるたびに近所の自転車○におもむき、気の会わない店主とばちばちしながら、なんとか生活を共にしもはや生活の一部となっていた相棒「ピーター・セラーズ1号」。
しかし、別れは突然やって来るもの。その朝、その朝、目を覚まし、少しいつもよりもゆっくりコーヒーを飲み、いざ出陣。扉を開ければ朝とやつが待っている、、、、ない、、、え、、、、これは夢、、、悪夢。
いつもならば彼と共に片道20分のバイトまでの道のりを1時間半、完全な遅刻、事情報告、慰めの言葉、落ち着かない心、帰り道の1時間半、各駅への自転車置き場巡り、きっと出て来る、失望の繰り返し。
悲しい事件。
しかし、幸運にやさしき友人の力強い協力により、マウンテンバイクを借りる事が出来、翌日よりの日常を支える事が出来ています。
そう、幸運にも、、、あれから三ヶ月季節も変わり、捜索も限界、全てを失った様な気持ちになった、あの日から僕も新しい出会いに向けて前向きに新しい出会いをさがしています。「ピーター・セラーズ1号」は絶対にスクラップなんかになってないきっと何処かで快調に軽快に疾走していると信じて。
新しい出会いはあるのです、年末僕は新しいオピニオンになる様な自転車屋を発見しました、なかなか最高の店で世界で一台の宮田の手作り自転車など見るだけで楽しい自転車達が揃っています、嬉しい事にパーツ関係も充実かなり古い品揃え。その自転車屋を発見時新たな相棒を作るぞと決心させるものがありました。店主に話を聞き、手付け的にRUDY PROJECTのオールドサングラスを購入。
来年こそは自転車を作るぞー!ホームページも作るぞー!作品もバンバン作るぞー!幸せな家庭も、、、ちょっと調子に乗り過ぎました。兎に角 グーテ ナハト