Running night 00M 15S

schwerkraft2008-12-31

「No future」あるいは「ノーフューチャー」言葉の旅
この言葉をご存知ですか?
80年代、70年代はたまた60年代、Sex Pistolsの曲名
最近、この言葉を再び良く耳にします。
年末の恐慌などの経済状況などを指して、自分の状況を語る様な時なのか、プライベートの問題についてなのか、TVはどうでしょうか?TVを持ってない僕には皆無ですが、みなさんいかがですか?
きっと、もともと、50年代アメリカで生まれたビートジェネレーション→前ヒッピー→ヒッピー→→→→→→→→→→→→→→→ピーの流れが(ここめちゃくちゃ言葉の旅なんですがここでは削除します長くなるので)さらに流れ本来の意味から遠く離れ、まるで詩人の言葉がPOPソングに引用されるように変化していく中で、時代の雰囲気の様なものになってから、主に若者と呼ばれる世代から発せられた、言葉。曾孫の様な言葉。
その実、この言葉は、本質をついていました、人類の発展に最も大きな貢献を果たしたのは言葉による記録とそこから予測する未来、未来の予測をより高度に正確に先まで見通す、ことが人類の課題であり安定を生んだもの。また、その嘘の安定を見抜き、概知化された未来に反旗をひるがえし、つまり「月に吠える」吠えたのがビートなのですから。
みなさんはこの言葉どんな風に記憶していますか。きっと僕の世代の人は小さかった頃、ファッショナブルなお兄さん達(パンクを意識していたんだろうけど、今考えるとニュウーウエーブぽい、当時の日本のアパレル事情かなその後のプレミアブームにつながる)がインタビューカメラに向かって「俺たちノーフューチャーなんで」といっている笑顔を覚えているのではないでしょうか。
この笑顔、、、この言葉の意味は「未来なんか関係ねー、今を楽しむんだよー今を」そういう訳が当ると思います。
しかし、現代の「ノーフューチャー」は現在(今)さえ楽しめてない有様、延々先まで予測される未来、押しつぶされる現在。あれから数十年人間は何をしてきたのでしょうか?幸福とはそんなに難しいものなのでしょうか?
言葉が意味を変えながら旅をしています、しかし本当は未来なんか見えるものじゃない99.99%予測されたとしても0.01%は不確定、ゆらぎは生まれるのです!理解出来ない未来こそ本質、僕が目指すは未来を予測する人ではなく、未来を想像する人、ビート風に言うならば「トリックスター」ニール・キャサディー、、、未来に向かってトリックを仕掛けていくのです。2009も面白いぞー
今夜は、カウントダウン呑んで踊ってはじけるぞニール・キャサディーくらい!!来年は真夜中にやって来る!!さーさーナイトピープル行ってみましょう!!
ではでは、残り少ない今年をお楽しみアレー。  グーテ ナハト
中沢新一「三位一体モデル」ほぼ日ブックスを読破、本を読む時間があるのはいいですねー

三位一体モデル TRINITY

三位一体モデル TRINITY